国際ボランティア学会第19回大会は、筑波大学東京キャンパスで開催致します。筑波大学は、1872年に日本で最初に設立された師範学校である東京師範学校(のち、東京教育大学に名称変更)を前身とする大学です。1973年より、茨城県つくば市にメインキャンパスを移転し、筑波大学となりました。今回の会場である東京キャンパスは、旧東京教育大学の本部敷地内に2011年に新設され、文京校舎とも呼ばれます。
本学は開学以来、「開かれた大学」という理念の下、国際化を推進しており、2017年現在、約2500人の留学生が在籍しています。また、大学公認団体として多数の国際ボランティア団体が活発に活動しています。本学の体育・スポーツ分野における功績は特に顕著であり、講道館柔道の創設者として高名な嘉納治五郎(1860-1938)は、東京師範学校の初代校長を務めました。嘉納は柔道・スポーツ・教育分野の発展や日本のオリンピック初参加に尽力するなど、明治から昭和にかけて日本におけるスポーツの発展を支え、「柔道の父」や「日本の体育の父」と呼ばれるなど、多大な功績を残しました。
現在、本学では2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みを多数、実施しています。関連する取り組みは学内にとどまらず、国際的にも展開されており、国際貢献事業である「スポーツ・フォー・トゥモロー」はその一例としてあげられます。本事業は、2014年から東京オリンピック・パラリンピック競技大会まで日本政府が展開する事業であり、これまで本学の学生が、毎年カンボジアにボランティアとして派遣され、障害者スポーツ支援を行うなど、様々な取り組みがなされております。
また、本学では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みとして、「アドバンス・スポーツ・ボランティア講座」を開講しています。大学生だけでなく、高校生や一般の方々も多数、受講されています。本講座を通じて、多くの方々に「オリンピック・パラリンピックバリュー」を理解して頂き、おもてなしの心やマナーを身につけて頂ければと考えています。そして、障害のあるスポーツアスリートや愛好者にも対応できる知識と技術を持つ筑波大学独自のスポーツ・ボランティアの育成を目指しています。
3年後に迫っています東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、史上最大規模のボランティアが必要になると予想されます。今回、開催するシンポジウムのテーマである「スポーツとボランティア」を通じて、一人でも多くの方にご関心を持って頂き、実際にボランティアとして東京オリンピック・パラリンピックに参加頂けますと幸いです。また、オリンピック・パラリンピックを契機として、日本全体で国際ボランティアに対する関心や国際貢献に向けた意識が高まるのではないかと期待しています。このような時機に、本学会を筑波大学で開催できる事は、大変貴重な機会でございます。ぜひ、多くの方にご参加頂き、研究発表、議論を通してこれからの「ボランティア」について一緒に考える機会になればと幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
シンポジウムでは「スポーツとボランティア」をテーマに国際的なスポーツ場面におけるボランティアの重要性について議論を深めます。スポーツとボランティアに関する貴重な経験、知見を有する方々にご登壇頂く予定です。
大会実行委員会事務局長
筑波大学 川口 純
2018年3月3日(土)大会スケジュール概要を参照
筑波大学東京キャンパス1階
〒112-0012 東京都文京区大塚3丁目29−1
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html
電車でのアクセス
丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩3分程度
筑波大学 川口 純
スポーツとボランティア~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~
09:30- 受付開始
10:00-12:30 分科会(口頭発表)
12:30-13:30 昼食休憩/ 理事会
13:30-14:15 学会総会
14:30-17:00 シンポジウム
「スポーツとボランティア
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~」
〈登壇者〉
真田 久(筑波大学体育専門学群長、教授)
二宮 雅也(日本スポーツボランティアネットワーク理事、文教大学准教授)
篠原 果歩(元リオパラリンピック事務局ボランティアスタッフ、
筑波大学スポーツ国際開発学専攻2年)
(予定)
17:30-19:30 懇親会
〈会場〉
ラ・クローチェ(東京都文京区小日向4-7-10, 2階)
筑波大学東京キャンパスから100m, 茗荷谷駅から37m
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13008847/
・発表申込期間は2017年12月11日(月)から2018年1月12日(金)2018年1月26日(金)までです。※〆切が延期されました!
・発表申込書をダウンロードし、ファイル添付で第19回大会実行委員会専用アドレスvolsocio19@gmail.comまで送付してください。
・上記の申込書によるエントリーにもとづき、1月中旬の大会実行委員会で審査のうえ、発表可否を応募者にお知らせします。
・報告要旨集の原稿は、メールによるファイル添付でvolsocio19@gmail.comに送付してください。締め切りは2018年2月10日(土)必着です。
・原稿は、Windows版もしくはMac版の「ワード」文書の形式に限ります
・1題につきA4用紙で1枚とし、余白は上下左右25mm、設定は40字×40行、1行目に演題名(タイトル)、2行目に発表者氏名(所属名)と共同発表者(所属名)、3行目にキーワード5つ以内、5行目から本文を記入してください。
発表時間10分+質疑応答5分の計15分とし、口頭で発表してください。
・本大会は、分科会、シンポジウム共に、学会員以外にも公開いたします。
・大会参加費:無料(一般会員、学生会員、一般参加者 すべて)
*口頭発表を申し込まれる場合には、学会員であることが条件です。学会会員で無い場合には、学会事務局にお問い合わせいただくか、当日に学会登録(会費を納入)下さいませ。
・懇親会費:変動制
*今回は、会場の都合上、大学の最寄のレストランで開催いたします。お店が貸し切りのため、最低保証金がかかり、39名以下のご参加の場合、お1人様:5,000円、40名以上になりますとお1人様:4,000円になります。2018年2月10日(土)までに懇親会のご参加のご連絡も合わせてお願いいたします。準備の都合上、事前のご連絡をお願い申し上げます。また、万が一、お申し込みをキャンセルされる際には、必ずvolsocio19@gmail.comまでご連絡下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
・会場、資料の準備の都合により、大会および懇親会に参加される場合は、メールにて(氏名、所属、連絡先をご記入いただき、volsocio19@gmail.com 宛て)に、2018年2月10日(土)までにお申し込みください。
・宿泊については、各自でご手配をよろしくお願いします。
国際ボランティア学会第19回大会実行委員会
メール:volsocio19@gmail.com
TEL:029-853-6746
郵送:〒305-8572 つくば市天王台1-1-1
筑波大学教育研究科 川口 純 研究室内
国際ボランティア学会第19回大会実行委員会