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第18回 大会

【日時】2017年2月18日(土)
【会場】甲南女子大学
【大会実行委員長】甲南女子大学 准教授 高橋 真央

第18回大会の概要

第18回大会は、2017年2月18日に神戸市にある甲南女子大学にて開催いたしました。本大会のテーマは、「神戸からはじまったボランティア学~研究と実践への還元~」といたしました。午前中は、「国際協力」「開発途上国」「地域社会」「教育」の4つの分科会で16の口頭発表を各会員からいただきました。今回も、研究者ばかりではなく、NPOや地域活動などのスタッフからの発表もあり、「ボランティア」学会ならではの多様な立場や視点からの研究内容となりました。それぞれに分科会では、発表者から興味深い研究報告、活動報告などが行われ、熱い議論が交わされました。
また午後からは公開シンポジウムが行われました。本シンポジウムは、「ボランティア学の20年を考える~これまでのボランティア学、これからのボランティア学に向けて~」と題し、前半と後半に分けて2つのセッションを開催いたしました。

〈セッション1〉「ボランティア学の貢献~研究と実践の中で~」
〈ファシリテーター〉
高橋真央(甲南女子大学 准教授)
〈パネリスト〉
内海成治(京都女子大学 教授・国際ボランティア学会会長*)
中村安秀(大阪大学 教授・国際ボランティア学会次期会長*)(*2017年2月18日現在)
本セッションでは、「ボランティア学」研究の最前線に立ってこられた先生方からこれまでの20年間を振り返り、社会に対して「ボランティア学」はどのような貢献を果たしてきたのか、またこれからの20年に置いてはどのような役割を果すべきかについてお話しいただきました。パネリストのお二人からは、多くのボランティア領域の研究者や実践者と連携しながら、その場に生きる人々と寄り添いながらフィールドに在ること、現場での課題に取組み、人々の声を発信していくことからボランティア学の可能性は拓けていくのではないか、という期待で締めくくられました。


〈セッション2〉「ボランティア学と私~神戸から世界へ~」
〈ファシリテーター〉
竹端寛(山梨学院大学 教授)
〈パネリスト〉
山口洋典(立命館大学 准教授)
桑名 恵(近畿大学 准教授)
宮本 匠(兵庫県立大学 専任講師)
吉村 恵(吹田市役所 職員)
本セッションは、学生時代に阪神淡路大震災や災害ボランティアを経験し、「ボランティア学」を研究分野として専攻したメンバーでした。研究者、教育者、そして行政の場で働いているファシリテーター、パネリストが「ボランティア学」を学んだ今、どのように現場と関わり、これまでの研究を生かしているのか、また現場に還元しているのかについて各パネリストからお話いただきました。に現場(フィールド)の中にあり、その地に生きる人々の心の声に傾けながら、より良い社会を共に築き上げていきたい、そこに我々の使命があるのではないか、パネリスト共通の思いがあることに、ボランティア学の真髄を見出すと共に、今後のボランティア学の新たな使命を見出すことができたように感じました。本大会を実施するにあたってご協力いただきました全ての皆様、またご参加いただきました会員の皆さまに心より御礼申し上げます。

大会実行委員会事務局長
甲南女子大学 准教授 高橋 真央

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