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第16回 大会

【日時】2015 年2月28日(土)
【会場】京都女子大学
【大会実行委員長】内海 成治

 来年2015年は、阪神淡路大震災から20年である。そして今年(2014年)は中越地震10年の節目の年である。阪神も中越も地震の記憶は消えることはなく、元に戻ることはないのであるが、それぞれに新しい街づくり村づくりが行われている。テレビニュースでは山古志村の米つくりの様子が紹介されていた。一方、東日本大震災は来年で4年目になるが、その復興は困難を極めている。さらに原発事故の収束は遠い未来のことである。私は震災1か月後に訪れた陸前高田や気仙沼の様子や人々のお話が、時にまざまざとよみがえり目頭が熱くなる。
 ボランティアの在り様もこの3つの大災害を契機に変わってきた。阪神や中越の支援やボランティアの記録はたくさんあり、東日本の記録も数多く出版されている。そして、この3つの災害後のボランティア活動を見ると、ボランティアが市民や若者に身近なものになってきていることが見て取れる。
 私の身近なところでは、多くの若者が日常的にボランティア活動を継続していることを感じる。私は京都の女子大学に勤務しているが、ゼミの学生が、「先週は東北に行ってきました」と当たり前のように報告する。また、卒業論文でも「東日本大震災が教師や子どもにどのような影響を与えたのか」、「東日本震災後の学校の防災教育への取り組み」といったテーマで現地でのフィールドワークを基に取り組んでいる。ボランティアは特別なことではなく、当たり前に行い、考えるものとなって来ていると感ずるのである。
 今年の夏休みに、ケニアとアメリカで若い研究者と共に、ソマリア難民のアメリカへの第三国定住の調査を行った。予備調査の段階で大したことはできなかったが、いくつか心に残ることがあった。一つは、アメリカがユダヤ人やベトナム難民の受け入れ以来、難民の再定住に長い歴を持っていることである。これには政府の方針と受け入れを担当するNGOの成長が相まって可能になっていることである。二つ目は、難民再定住には連邦政府や州政府の資金的・制度的支援があるものの、個々の家族の定住はNGOと多数のボランティアの存在なしにはできないということである。
 難民再定住の公的資金(一人当たり1750ドル)による活動期間は90日であり、その後はボランンタリーな活動によらざるを得ないのである。多くはキリスト教の教会が中心となっているボランティア組織であるが、こうした活動には改めて心を動かされた。なぜならソマリアへのアメリカの思いは複雑であり、またイスラムの人々への思いも簡単ではないからである。そうした中で献身的なボランティア活動が全米各地で行われており、それによって多くの難民が新しい生活を始めているのである。
 最近の日本の若者のボランティアへの取り組みを見ていると、日本の社会にも本格的にボランティアが根付いていることを感じている。こうした動きを学校や社会で制度的・資金的に支えていくシステムの必要性を強く感ずるのである。

大会実行委員長
内海 成治

第16回大会の概要

【日時】

2015 年2月28日(土)

【会場】

京都女子大学
〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町35

【アクセス方法】

http://www.kyoto-wu.ac.jp/access/
JR京都駅八条口から
プリンセスラインバスで約10分、「京都女子大学前」で下車。

阪急「河原町」駅から
・2番出口から、河原町通を南へ約80m、プリンセスラインバスで約15分、「京都女子大学前」で下車。
・6番出口から、市バス207系統で約15分、「東山七条」で下車し、東へ徒歩約5分。
京阪「七条」駅から
東へ徒歩約15分。

【大会実行委員長】

内海成治

【テーマ】

新しいボランティアの形

【大会スケジュール概要】

10:00-12:00 分科会(口頭発表)
12:00-13:00 昼食休憩/ 理事会
13:00-13:40 総会
14:00-15:45 シンポジウム①
16:00-17:45 シンポジウム②
18:30-20:30 懇親会

<シンポジウム>

1.「ポストコンフリクト支援のこれまでとこれから」
ファシリテーター:内海成治(京都女子大学教授)
パネリスト:
・三宅 隆史(SVA)
・中原 正孝(JICA)
・宮原 信孝(久留米大学)
・桑名 恵 (立命館大学)

2.「子どもの健やかな成長をめざして-国際ボランティアのフィールド活動-」
ファシリテーター:
中村安秀(大阪大学大学院人間科学研究科教授)
高橋真央(甲南女子大学文学部准教授)
パネリスト:
「障がい児」 川口 純(大阪大学大学院人間科学研究科)
「母子手帳」 大月詩織(看護師・東京大学医学系研究科院)
「緊急支援」 公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)スタッフ
「栄養改善」 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン スタッフ (予定)

<発表申込期間>

・発表申し込み期間は2014年11月20日(木)から12月20日(土)2015年1月5日(月)までです(締め切り厳守)。〆切が延期されました!
・応募される方は、国際ボランティア学会のホームページより発表申込書をダウンロードし、メールによるファイル添付で第16回大会実行委員会専用アドレスvolsocio16@gmail.comまで送付してください。(配布は終了しました)
・上記の申込書によるエントリーにもとづき、1月初旬の大会実行委員会で審査のうえ、応募者にお知らせします。
・報告要旨集の原稿は、メールによるファイル添付で第16回大会実行委員会専用アドレスvolsocio16@gmail.comに送付してください。締め切りは2015年1月25日(日)必着です。

<原稿の作成方法>

・原稿は、Windows版もしくはMac版の「ワード」文書の形式に限ります。
・1題につきA4用紙で1枚とし、余白は上下左右25mm、設定は40字×40行、1行目に演題名(タイトル)、2行目に発表者氏名(所属名)と共同発表者(所属名)、3行目にキーワード5つ以内、5行目から本文を記入してください。

<特定テーマ研究・自由研究発表>

発表時間10分+質疑応答5分の計15分とし、口頭で発表してください。

<ポスター発表>

発表資料を模造紙1枚分(790×1,090mm)にまとめて掲示し、参加者に対して適宜説明や質疑応答をしてください。

<参加申し込みについて>

・会場、資料の準備の都合により、参加される場合は、メールにて(氏名、所属、連絡先をご記入いただき、第16回大会実行委員会 volsocio16@gmail.com 宛て)、2015年2月16日(月)までにお申し込みください。
・本大会は、分科会、シンポジウム共に、学会員以外にも公開いたします。
一般会員は大会参加費3,000円(事前登録者2,000円)/懇親会費3,000円、学生会員は大会参加費無料/懇親会費1,000円を予定しております。
・宿泊については、各自でご手配をよろしくお願いします。

【問合せ先】

国際ボランティア学会第16回大会実行委員会
メール:volsocio16@gmail.com
FAX:06-6879-8064
郵送:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2
大阪大学大学院人間科学研究科 人間開発学講座内
国際ボランティア学会第16回大会実行委員会